新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、活動を見合わせておりましたが、東京での活動を再開します。
次回の「がんを知って歩む会」は、2025年1月に開催します。
がんになったことがわかった時には、ご本人も、ご家族も、大変ショックをうけられたことでしょう。治療中や治療後も、いろいろな問題に直面されて困っていることがあるかもしれませんね。そのようなときに、「がんを知って歩む会」に参加されてみてはいかがでしょうか。
がんとうまくつき合って、より健康的な生活を送るために、また治療による副作用に適切に対処するために、さまざまな知識や対処方法を知っていると役立ちます。また、気持ちを理解しあい、お互いに支えあう人々とのつながりができるのも心強いことです。
「がんを知って歩む会」とは?
「がんを知って歩む会」は、アメリカで開発された“ I Can Cope Program”(がん患者さんとご家族のためのサポートプログラム)を、日本の状況に合わせて作ったプログラムです。アメリカでは、3,000カ所以上で実施されています。日本では、ホスピスケア研究会が初めて開催し、1994年から22年間続けています。現在は、がん専門病院などにも広がり、全国5カ所で開催され、今までに4,100人以上の方が参加されました。
各セッションのテーマは?
第1回目:がんについて学ぶ
がんについての基本的なことを学び、分からないこと、困ったことを話し合います。
第2回目:毎日の健康状態に対応する方法を学ぶ
自分にとっての「健康」とは;お身体の健康問題をコントロールし、より良い日常生活を送るための方法などをご一緒に考えます。
第3回目:自分の気持ちを見つめ心身の活気を保つ
心の問題について考えます。自分の気持ちを理解し、他の人に伝える方法や、ストレスとその対処法についても話し合います。
第4回目:援助システムと活用できる資源を知る −卒業−
暮らしの中で利用できる社会資源やサービス、ホスピス・緩和ケアに関すること等も情報交換します。
その他
グループの話し合いを中心に、共に学び、気持ちを交流し、がんとの‘つきあい方’をみつめ、4回の会を通して、がんを持ちながら、“前向きに生活していく姿勢を強める”ことを目的とした会です。
「がんを知って歩む会」Q&A
「がん」という診断を受けた方(がんと意志から説明を受けている方)と、そのご家族の方が参加していただけます。ご本人とご家族一緒での参加をお勧めしますが、ご本人だけ、ご家族だけのお一人で参加されても大丈夫です。
また、がんと診断されたばかりの方、すでに一通りの治療が終わっている方、どのような時期の方でも参加できます。
グループでの話し合いが中心になりますが、同じ立場の方同士で情報交換をしたり、お気持ちを共感し合う中で、自然にお話も弾んでいるようです。
お申込用紙に書いていただいた内容をはじめ、会の中でお話しされた内容が、外部に漏れることは決してありません。どうぞご安心ください。
「がんを知って歩む会」は、4回の会でそれぞれにテーマがありますが、興味のある回だけ参加するのではなく、4回とも参加することを前提にお申し込み下さい。ただし、体調や治療のスケジュールで都合が悪い場合は、もちろんそちらを優先させてお休みください。